Mathilda's monologue

Kitchen Moviegoreの独り言

ホットヨガスタジオLAVA体験記① 〜 ナウシカに勇気をもらって 〜

 

風の谷のナウシカ 1984

 

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風の谷のナウシカ


  

ヨガのイメージ

大人の習い事ってキラキラ女子が、結婚前に自分磨きにするものだと思ってたの。

さらにヨガともなるとキラキラが倍増。

 

Before

ハワイの爽やかな青い空のした

一面に広がる芝生のうえで

吉川ひなのがあわれもない姿で

破廉恥なポーズをこれ見よがしにきめて

満足してる

 

 

でもね、そうでもなかったよ。

「LAVA」行ってきたんだよ。

 

 

After

暖かく暗い部屋のなか

SS〜3Lの老若の女たちが

さまざまな葛藤を胸に秘め

スローな全身旗上げゲームをし

あら、不思議。満足。

 

 

てなわけで、入会したんだよ。

わたしの場合は満足よりも、かなりの必要性を感じての入会。

やらなきゃいけない。やるっきゃない。

やらなきゃこの先、たぶん5年で寝たきりだよ。

 

マチルダ(12)からマチルダ(37)へ大人の階段を登ったわけだけど、瀕死の状態。

壁と壁のあいだを滑り落ち…れない。

しかも植物抱えてなんてもってのほか。

だからね、こんなんじゃ戦えないと思ったの。

マチルダ(37)、日々なにかいろんなものと戦いすぎて、もはやなにと戦ってるのかもわからないくらい戦ってる。

でもなんていうか、もう愛嬌とガッツだけじゃ難しいことは薄々気がついてたんだよ。

さらにいうと、頭脳戦もだいぶ廃れてきてる。作戦を練る時間もない。

立て直したい。からだを。

 

 

そう思って体験して、突きつけられた現実に心折れそうになった。

合うとか合わないとか言ってる場合じゃねぇ。 

ホットヨガしか(でき)ない!

 

予約から体験まで

その日は入会金無料キャンペーンの最終日で、自分の計画性のなさを嘆きながら予約をとって、仕事帰りに滑り込みで入店。

眩しいくらいのキラキラ受付にたじろぎながら説明を受けて、同じ体験のひとの様子を伺いながら無言で必要事項にサインしたんだ。

 

更衣室は仲間がいっぱい

手慣れた様子で次々とヨギーが更衣室へ入っていく様子にホッとしたよ。

この光景どっかで見たことある…どこだっけ…

…あーこれ、銭湯の脱衣場だ。

なんだ、みんな始めたばっかりか。

からだは語ってますよ。

ことば交わさなくともわかること…あります。

 

 

更衣室のロッカーに荷物を入れ、着替える。

借りたウェアは上下黒で、普段からワイドパンツのせいかなんだか履いた感じ自分の足がいつもより細く感じたの。全くの見間違いだったんだけど。

 

 いざ、スタジオへ

そして、いよいよスタジオへ。

重い扉を開けると、なかは薄暗く、暖かい。

あれ?映画観に来たんだっけ?

座席のナンバーギリ見えるけどってくらいの暗さで、マットは設置済みだから座りますよ、と。

あれー?なんか足を伸ばして座ってるだけで、膝裏痛いよ。

こんなに常夏な陽気なのに、足が冷たいよ。

冷えてるよ。そうそうこれが冷え性ってやつ。

夏でもブーツ履いてんのになーって。

マチルダといったら、ドクターマーチンなのになーって。

 

 

考えてたら、目も慣れてきて周りの人が気になりだしてくるんだね。

キャロキョロしちゃってね。

そしたら、ドクターのマーチンもびっくり!

人の準備体操なんてあまり見る機会に恵まれませんでして、体操とか部活のね準備体操なんかは見たことあるよ。

それこそ朝のラジオ体操とかね。

 

こちらの方々のは準備体操とは言わないのかもしれない…ストレッチだわ。

と言っても、人のストレッチもなかなかお目にかかることないわけで。

急に、見てはいけないものを見てしまった感覚に襲われて、こっちは三角座りで真正面を見たけど、真正面には壁一面の鏡があるからそれはそれは見渡せる。

 

あっちは車に轢かれたカエル。

こっちは四つん這い?とか、もう言ってるだけでちょっと赤面しちゃうし。

和式のトイレでするやつ、それ。

そもそもみなさまからだのラインの自己主張がすごい。

 

そこには怖い現実が待っていた 

入室5分で非日常どころか異世界感を味わって、そこへいよいよインストラクターが登場したわけだけど、やっぱり違うよ、あなた。

さすがだ。

健康美っていうやつが、ここに立ってる。

 

健康美が話しながら、照明を一段階明るくしたところで、うっすら見ないようにしてた自分のからだが見えたのね。

えっとー…誰だろう?

わたしの知ってる自分じゃない。

わたしの知ってるからだじゃない。

愕然としたね。

家族が殺された動揺を隠して、機転をきかせてレオンの部屋のまえでドアを叩いたあのときの気持ちを思い出した。

平気よ。泣き崩れたりしない。心のなかで号泣。

 

 

からだは語るんだって。誰かが言ってた。

わたしのからだは全身でわがまま言ってる。

 

 

見渡せばそこは、わがままの集まり。

 

 

 

ナウシカは言うよ。

 

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「ほら…ね、怖くない。怯えてただけなんだよね。」

そう、わたしは怯えてた。

見知らぬ世界に飛び込むことを。

現実に向き合うことを。

 

薄暗さと、似たり寄ったりのわがままの集まりとナウシカに勇気づけられ、三角座りからストレッチに入りますとも!

 

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GOOD LUCK!!!

 

マスクつけてーーーーー!!!

 

 

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