ホットヨガスタジオLAVA体験記② 〜 印籠が目に入った話 〜
上記記事の続き。
水戸黄門
日常は刺激に溢れている
LAVAのスタジオ内は私語厳禁。
いろいろな葛藤はすべて心の中でお願いしますということなんだね。
独り言が多いわたしには辛い…かと思いきや、この環境がすごく快適。
自分ももちろん、ほかの人のことばも聞かないで済むってなかなか日常ではないんだよね。
私語厳禁となればとなりの人に気を使うこともなく、黙々とヨガができる。
なるほどね。
唯一聞こえるのはインストラクターの声。
その声が呼吸と動作を導いてくれる。
日々どれだけの刺激のなかで生活しているかということが、刺激のない環境のなかに身を置いて実感。
携帯もない、家事も(物理的に)できない、子どもの声もしない、寝るとき以外でこんな時間ない。
いや、寝てても、思いっきり熟睡することも毎日ではない。
ヨガのポーズ
破廉恥なポーズはそれぞれポーズの名前があって、そのポーズによってからだへのアプローチする部位が違ってくる。
そのポーズをとるまでの腕や脚の運びや呼吸の仕方を、インストラクターが導いてくれる。
それがまるで全身旗上げゲーム。
スムーズにできれば気持ちがいいんだろうね…こちら初心者、インストラクターの導きについて行くのに一瞬足りとも気を抜けない。
ちなみに端っこに陣取ったレッスンは、インストラクターを見るのに必死で首が痛くなった。
ポーズはねこ、いぬ、らくだ…
椅子、三角、橋、山…
もう、その気になったらなんにでもなれちゃう。
ポーズから別のポーズに流れるように展開することを覚える。
これがレッスンに通う目的なんだね。
慣れている人だとインストラクターの声だけで指示が理解できるようになるみたい。ポーズの流れも覚えてくるとインストラクターの声とほぼ同時に次のポースへいけてる。
私語厳禁だと、
ちょっと待って、今なんて?
せんせーい!もういっかーい!とか、
すごいねー!柔らかーい!
きゃっきゃ、きゃっきゃ。とか、ない。
ないのがいい。
鏡に映るわたしの顔は、鬼の形相。
眉間に深く深くシワを刻んでる。
あんなにスローリーな旗上げゲームなのに、なにかを動かすたびにどこか痛い。
リラックスってどうやってするんだっけ?
そういえば、レオンも座りながら寝てたな。
リラックスの概要勘違いしてる。
リラックスと緊張と言う、相反するふたりが入り混ざっちゃってる。
初ヨガのわたしがどこまでできる?
ふと鏡に映る顔を見ると、鬼の形相。
眉間に深く皺を刻んでる。
あんなにゆっくりなのに、何かを動かすたびにどこかが痛い。
リラックスってどうやってするんだっけ?
そういえばレオンも寝ながら座ってた。
リラックスの概要もう一回位確認させたかった。
リラックスと緊張、相反するものが入りまじちゃってたからね。
しかも痛いくせに、大して動かせてないんだけどね。
柔軟性を求められるポーズは、大抵ダントツで頭が高い。
ひれ伏せ…れてない。
「この印籠が目に入らぬか!」っていくら言われても、控えられない申し訳なさ。
控えたい。ぜひとも控えたい。
控えてるつもりでも、ひとり頭が高い。
マチルダ(12)はたしかに誰にもひれ伏せないけどさー、助さん角さんに怒られちゃうなぁなんて考えてた。
なんなら私が印籠をかざしてる気分。控えなくていいよ、顔あげてよー!ってね。
いるいる、こうゆうやついる。
運動会のダンスの練習で、一人だけ違う動きして目立っちゃってるやつ。
キョロキョロしちゃって、余計目立ったちゃってんの。
頑張ったポーズのあとは、チャイルドポーズとやらがセットのようで、これがいわゆる休憩のポーズ。
ウルルン滞在記のナレーションのように、ささやくように流れるように、下条アトムのように、インストラクターはガイドするわけ。
息を吐きながらお尻をかかとにおろしてチャイルドポーズ。
吐く息で力がどんどん抜けていくのを感じましょう。
肩甲骨を背中に広げてみてください。
このポーズ、レッスン中にしんどくなったらしてみてくださいね。
休憩のポーズです…。
そう言うけれど、この休憩のポーズが辛い。
休憩にならないのよ。これが。
休憩のポーズをとるのに、必死ってね…。
頭のなかで叫んでるから。
アタタタタ!!!
ちょ、まて。ちょ、まてよ!
ケンシロウとキムタク出てくるから。
交互に。
なんならDAIGOも。MMつって。
マジ、無理つって。
そんなマチルダ(37)も得意のポーズが。
ここに来て、満を辞して、しかばねのポーズ。
頭は低い。控えれた。ひれ伏した。
犬の世界なら降参。どの犬が見たって降参。
犬の世界でそれをやったら一番いけないやつ。
本当のこと言うと、このポーズも腰が痛い。
実は腰痛持ちなんだよね。
膝を立てないと辛かったりするから、しかばねにさえなれないっていうね。
ホットヨガの環境
そんなひとりパニックの状態のなか、音楽だけはスタジオ内に心地よくながれている。
スピリチュアルな雰囲気に一役買ってる。
音楽の音量、照明の明暗、室内の温度、湿度はかなり細かく調整されている。
インストラクターのヨガマットがひかれた壁の足元に、それぞれのスイッチがあり、5分毎くらいに調整が入る。
ちなみにこの5分毎と言うのはかなり体感で言っているため、本当かどうかは話からに。
ポーズの流れの区切りがついたところで、汗を拭くこととお水を飲むことを促されるから、インストラクターはそのタイミングで調整しているようだ。
由美かおるの秘密
たぶん…たぶん…だけど、由美かおるもヨガやってたと思う。
で、実際に気になって調べて見た。
やってた。
ヨガではないけれど、呼吸を大切にしているところとピタピタのコスチュームは似てる。
ヨガでもやりそうなポーズもしてる。
ヨガよりもちょっと劇団的な要素が混ざってるのは、由美かおるオリジナリティーなのかもしれない。
すごく、楽しそう。
お風呂に入るお仕事と言ったら語弊があるかもしれないが、全国放送でお風呂に入ってるところを流されるのは本人的には望んでなかったかもしれない。
それでも、そのテカテカも相まって輝いてる様は、素直に羨ましいと思う。
そりゃ、水戸黄門もお気に入りだよ。